古くからの文房具にも意外なメリットがありました

フラットファイルといえば、昔は表紙が厚い「紙」で作られた商品しかありませんでしたが、今では樹脂製といわれる「薄いプラスチック」で作られたフラットファイルも多く見られます。紙だと折れたり、破れたり、劣化して黄ばんだり、端がめくれたりします。このように劣化を防いだり使いやすくしたり、あるいは見た目をスタイリッシュにするために、樹脂製部品が多く使われるようになりました。
ところがこのフラットファイル、表紙が樹脂製だと困った点も見えてきます。ファイルを1冊だけ使う分には、樹脂製の方が丈夫で汚れにくく便利です。ですが本棚に片付けたとき、自立せず横によりかかってしまうのです。よりかかった状態で長い時間保管していると、ファイルも中の書類も、曲がった癖が付いてしまいます。
樹脂製フラットファイルは折れにくい代わりにしなりやすく、本棚の中で曲がったままとなります。これでは次に使うときに、中の書類も曲がっていてめくりにくくなります。更には紙のファイルと違い、表紙に文字を手書きで書き込めません。文房具の見た目がきれいになり汚れにくいよう進化しても、実は保管時などにデメリットが見えてくることもあり、昔ながらの商品の魅力を再認識することがあるのです。